腫瘍径40mm以上の高分化型肝細胞癌の1例
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概要
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腫瘍径40mm以上の高分化型肝細胞癌の1例を報告する.症例は67歳の女性.C型慢性肝炎例で,腹部超音波(US)にて肝右葉に径38mm大の低エコー結節を認めた.X線CT(CT)では同部位に低吸収域を認め,造影CTでは周囲と同程度に造影された.Digital subtraction angiography (DSA)による血管造影では濃染像なく,経過観察したところ,5ヵ月後,径47mmと増大したため,再度,DSAを行うも濃染像を認めなかつた.炭酸ガス動注下USにて同部位に炭酸ガスの流入を認めた.肝切除を施行し,単結節型でEdmondson I型主体の細索状型の高分化型肝細胞癌であった.この間の腫瘍倍加速度は231日であった.比較的大型の高分化型肝細胞癌は極めてまれであり報告した.
著者
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器科
-
坪田 昭人
虎の門病院消化器科
-
坪田 昭人
虎の門病院 消化器科
-
斎藤 聡
虎の門病院(共済) 消化器科
-
鯉田 勲
虎の門病院消化器科,沖中記念成人病研究所
-
池田 健次
虎の門病院(共済) 消化器科
-
荒瀬 康司
虎の門病院 健康管理センター
-
熊田 博光
虎の門病院
-
鯉田 勲
虎の門病院消化器科
-
茶山 一彰
虎の門病院消化器
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