高校生における仮想的有能感と学業に関するコミュニケーション
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概要
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This study investigated the relationship between assumed-competence (based on undervaluing others in general belief) and learning-related communication. Two-hundred-seventy-one high school students completed a questionnaire measured assumed-competence, engagement in study-related conversations with friends (planned courses after high school, students own achievements in learning, school subjects they like and dislike, anxiety about failure, criticism of others), help-seeking behavior directed towards teachers and friends, and help-giving to friends. Students who had high assumed-competence tended to brag about their own achievements, criticize their teachers methods, and talk negatively about their friends academic failures. Furthermore, assumed-competence correlated positively with avoidance of help-seeking from friends, avoidance of help-giving to friends, and giving away answers on assignments. These types of help-seeking and help-giving behaviors are apparently not connected with learning, given that people with high assumed-competence tended not to seek help from friends or help friends in appropriate ways. The present results indicate that assumed-competence could be an obstruction to the formation of good relationships with others.
著者
-
青木 直子
名古屋大学大学院教育発達科学研究科
-
速水 敏彦
名古屋大学
-
小平 英志
日本福祉大学
-
小平 英志
名古屋柳城短期大学
-
小平 英志
中部大学人文学部:名古屋大学大学院
-
松岡 弥玲
名古屋大学 発達心理精神科学教育研究センター
-
青木 直子
名古屋大学
-
松岡 弥玲
名古屋大学
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