教授スキル評価の視点に関する検討
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概要
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本研究の目的は教師の教授スキルが評価される基本的視点を見いだし,その視点の妥当性を確かめることであった.教授スキルを評価するための新しい質問紙が構成された.43人の教師がその質問紙に自分自身の国語と算数の授業を自己評価するように要請された.そして,その授業を受けた子どもたちは,彼らがどの程度この授業に認知的,感情的に適応したかが尋ねられた.さらに実習生は実習期間に2度自分の授業を自己評価した.教師の答えを因子分析した結果,計画性,わかりやすさ,相互作用助長,自主性尊重,強調と名付けられた5つの評価的視点が見いだされた.それらの視点の教師の評価と子どもの適応との間には期待された関係が見いだされた.また,実習生はどの視点においても先の授業より後の授業を高く評価した.これらは抽出された評価の視点が妥当であることを意味していた.
- 日本教育工学会の論文
- 1988-12-20
著者
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