岩手県奥州市・一関市に出現した2008年岩手・宮城内陸地震の地震断層
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概要
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The 2008 Iwate-Miyagi Nairiku earthquake (Mw 6.9) struck an area where no active fault was known prior to the earthquake. The earthquake was shallow and large enough to produce scattered and discontinuous surface ruptures. To better understand the source processes and seismotectonic setting of the earthquake, we mapped the coseismic surface ruptures observed at Oshu and Ichinoseki Cities, Iwate Prefecture. The NNE- to NNW-trending surface ruptures appeared at three localities: (1) between Mochikorobashi and Ochiai, (2) Itagawa, and (3) southwest of Shinyu hot spring. Most of the surface ruptures are fold scarps up on the west, which are consistent with source fault models based on geodetic and seismological data. These surface ruptures appear to be associated with a reverse slip on west-dipping faults imaged by seismic reflection profiling, which originated as Miocene normal faults and have been reactivated as reverse faults since the Pliocene. Some of the ruptures appeared along preexisting tectonic scarps, although these scarps are short and discontinuous. Geomorphic expression of the causative faults of the 2008 earthquake is weak. Integration of geomorphic, geologic and geophysical data is necessary to identify active faults in areas where crustal strain is distributed to multiple fault strands and thus the tectonic landform of each fault is not well developed.
著者
-
廣内 大助
信州大学教育学部
-
堤 浩之
京都大学大学院理学研究科
-
越谷 信
岩手大学工学部
-
今泉 俊文
東北大学大学院理学研究科
-
越谷 信
岩手大学
-
越谷 信
岩手大・工
-
杉戸 信彦
名古屋大学大学院環境学研究科附属地震火山・防災研究センター
-
堤 浩之
京大 大学院理学研究科
-
堤 浩之
京都大学大学院理学研究科地球物理学教室
-
越谷 信
岩手大 工
-
石山 達也
東北大学大学院理学研究科
-
丸島 直史
東北大学大学院理学研究科
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