発達障害児のペアレント・トレーニングの効果と今後の課題〜4グループの体験を通して〜

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概要

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発達障害児への支援の1つであるペアレント・トレーニングについて、当科で行った4グループの参加者にアンケート調査をし、効果と今後の課題を検討した。役に立ったとの回答を得た項目は肯定的注目(例えば褒めること)等、子育てにおいて基本的かつ重要な要素が多かった。また、子どもに関心を寄せる習慣がついた等、ペアレント・トレーニングのスキルの前提となる保護者の態度自体の変容も見られた。課題としては、ロールプレイの難しさや、参加が終わると忘れてしまうこと等が挙げられた。また、同じ悩みを持つ保護者との出会いに支えらえたとの記述が多くあり、日頃の子育てでいかに孤立感を持っているかということが伺えた。保護者の自己肯定感の促進は今後の課題であり、より一層のエンパワメントの必要性があると思われた。
2013-01-31

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