柏市におけるスギ林の面積・構造と鳥類相との関係

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概要

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柏市内に島状に残存するスギ林の面積・構造と鳥類相の関係を繁殖期と越冬期に線センサス法(鳥類調査) , べルトトランセクト法(森林構造調査)で調査検討した。その結果,繁殖期には12種,越冬期には23種,合計26種が確認された。その中には都市域では比較的稀なルリビタキ,ヤマシギ,ヤマガラ,サンコウチョウも含まれている。鳥類種数は森林面積の増大に伴って増加するが繁殖期よりも越冬期に増加率が高い。また,森林構造や植物種が複雑なほど鳥類種数は増加する傾向が認められた。さらに各鳥種ごとに森林構造との結びつきを検討した結果,関連のあるものも認められ,鳥種ごとにその環境評価は異なっていた。
森林立地学会の論文
1985-12-30

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