夕方摂取のカモミール茶によるストレス軽減効果の検討

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概要

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ストレスを軽減する可能性をもつ食品としてカモミール茶の夕方の連続摂取効果を検討した。50〜70歳代女性14名を対象に、夕方にカモミール茶または白湯の摂取実験を行い、その後3週間カモミール茶または白湯を毎夕食後に自宅で摂取させた後に同じ摂取実験を行った。実験時に前頭部脳波、唾液アミラーゼ活性、末梢皮膚温と感情状態を測定した。標準化された質問紙MCL-S.1で快感情、リラックス感および不安感得点を求めた。α波の増加はその部位のリラックスを示し、快刺激では右半球のα波が相対的に増加する。カモミール茶を3週間摂取した後、前頭部α波の左右差係数が有意に高くなり、白湯では逆に低下した。快刺激で活性が低下する唾液アミラーゼ活性は、カモミール茶を3週間摂取した後活性が有意に低下した。リラックスすると上昇する末梢皮膚温は、カモミール茶を3週間摂取した後上昇が大きかった。感情状態は、リラックス感と快感情が増加した。カモミール茶の連続摂取はストレスを軽減する可能性が示唆された。

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