女子学生の幼少期からの食生活と青年期の性格特性
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概要
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本研究の目的は、人が生きる上で不可欠な習慣である食を通して培われてきた食生活と、青年期の性格特性との関連の有無を明らかにすることである。栄養学、看護学を学ぶ大学および看護学校の学生を対象とし、性格と行動傾向(35項目の性格特性)、幼少期から現在までの食生活(食習慣、食事内容、食に関係するしつけ、食環境、食に対する考えの5分に分類した)を自記式質問紙法で調査した。その結果、調査した食生活と性格特性の間に関連が認められた。特に、食環境や食に対する考えと多くの性格特性項目との関連が認められたことから、食事の内容だけでなく、食環境や食に対する考えが性格特性と関連の大きいことが明らかとなった。さらに、幼少期の好ましい食生活が外交的な性格と関連していることが示された。以上の結果から、幼少期からの食生活が性格形成に重要であることが示唆された。
著者
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木谷 信子
天使大学看護栄養学部栄養学科
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森谷 [キヨシ]
天使大学看護栄養学部栄養学科
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長谷川 めぐみ
天使大学看護栄養学部栄養学科
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古崎 和代
前天使大学看護栄養学部栄養学科
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梅澤 敦子
天使大学大学院看護栄養学研究科栄養管理学専攻・名寄市立大学保健福祉学部栄養学科
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佐藤 亜沙美
前天使大学看護栄養学部栄養学科・株式会社レオック北日本
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梅澤 敦子
天使大学大学院看護栄養学研究科
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森谷 [キヨシ]
天使大学大学院看護栄養学研究科 栄養管理学専攻
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