鉄含有食品の週あたり摂食頻度の違いが血中ヘモグロビン濃度に与える影響
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概要
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鉄分は、月経や妊娠との関わりから、20〜30歳代女性には特に必要な栄養素であるが、食事からの鉄摂取量の不足が報告されている。本研究では、女子学生における鉄含有食品の摂取が血中ヘモグロビン濃度に与える影響を検討した。血中ヘモグロビン濃度の低い女子学生を2群に分け、1週間あたりのひじきの摂取量を分割して毎日摂取する群(8名)、および週1回にまとめて摂取する群(7名)とし、6週間の介入を行った。毎日摂取した群は、血中ヘモグロビン濃度が介入前に比べて、介入後に有意に上昇した。一方、週1回まとめて摂取した群では、その変化には有意な差がみられなかった。鉄含有食品を分割して毎日補う方が、1週間にまとめて1度摂取するよりも、血中ヘモグロビン濃度の上昇に貢献する可能性が示唆された。
著者
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