最近の安全性の観点とリスク解析について(最近の信頼性・安全性の理論と応用)
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概要
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安全機能の機能は,ディペンダビリティ(広義の信頼性)における要求機能の機能と同様に両分野の基本的原理を形成している.本稿では,まず安全とリスクとの関係をその歴史的背景から述べ,リスクの原義と不確実性を含む危険性,及び決定論的安全と安全リスクとについて論述している.次に,機能について考察し,機能を要求され有用な秩序状態作用あるいはそれらを組合せた作用群と定義している.また,安全な状態について考察し,危害源作用と安全な作用,安全機能と状態遷移について述べ,安全な状態を潜在危険(ハザード)抑制の観点から分類している.さらに,危険事象-危害モデルについて言及し,防護層の役割,状態遷移モデルとして繰返し危険事象モデル及び致命的危険事象モデルを紹介している.そして,安全(危害)リスクの尺度である危険事象の発生確率について,頻度は繰返し危険事象モデルに対して,プロセス可運用時間当たりの危険事象率(すなわち初期状態から危害への平均到達時間の逆数)は致命的危険事象モデルに対してそれぞれ適切な尺度である事を論述している.
- 2010-01-01
著者
-
佐藤 吉信
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
-
佐藤 吉信
東京大学
-
佐藤 吉信
東京海洋大学海洋工学部
-
佐藤 吉信
東京商船大学商船学部
-
佐藤 吉信
東京海洋大
-
佐藤 吉信
東京海洋大学 海洋工学部
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