安全側故障の一考察 : IEC 61508における安全側故障割合の課題(信頼性国際規格, 安全性, 信頼性一般)
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概要
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IEC 61508規格は, 全安全ライフサイクルに関する機能安全を達成し, 維持することを目的に要求事項を規定しており, 我が国では, JIS C 0508として出版されている.本規格は, 特に被制御装置(EUC)に対応する安全関連系(SRS)がEUCリスクを如何に軽減するか定量的に解析することを要求事項としている.このために, SRSの故障率とリスクの軽減との関係を調べることが必要となる.IEC 61508では, SRSの故障は, リスク軽減に関して安全側故障と危険側故障とに分類され, 危険側故障をリスク要因としている.従って, 全故障率を一定とすれば, 安全側故障の割合を高めるすなわち危険側故障を減ずることが安全度水準(SIL)を達成させる大きな要因となる.一方, 安全側故障においてもEUC即ち, 対象設備・装置および一連のプロセスがシャットダウンを伴う場合においては, 経済的に大きなリスクとなり得る.本研究では, 危険側故障と安全側故障との関連性・安全側故障割合を高める必要性・安全側故障から生ずるリスク面の課題について考察した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-12-09
著者
-
陶山 貢市
東京海洋大学海洋工学部
-
佐藤 吉信
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
-
佐藤 吉信
東京海洋大学大学院応用環境システム学
-
岩間 一雄
東京海洋大学海洋工学部:(株)インターリスク総研
-
陶山 貢市
東京海洋大学大学院応用環境システム学
-
陶山 貢市
東京海洋大学
-
陶山 貢市
東京海洋大学 海洋工学部 海事システム工学科
-
下平 庸晴
(株)インターリスク総研
-
佐藤 吉信
東京海洋大
-
陶山 貢一
東京商船大学 交通電子制御工学講座
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