IEC 61511安全計装システムの機能安全のJIS化について
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概要
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20世紀における製品安全の最大の教訓は,安全確保のためには,製品自体の要因の他に,それを製造し使用する状況の要因を考慮しなければならないということである.これから,国際委員会において全安全ライフサイクル業務という方法論が導出され,具体的にIEC 61508に結実した.安全計装システムSISに対してもこの真理は例外ではなく,IEC 61511として規定された.安全標準において,プログラマブル電子装置の安全関連系への導入に始まる仕様基準から性能基準へという潮流の中で,現在は,過度期にあり,定性的及び定量的性能基準が入り乱れた混乱の状況にあるといえる.今後,SISの製造者及び使用者における安全確保業務の妥当性を保証し,国際競争力を高めるために,規格への適合が必須の条件となる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-05-24
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