注意力の状態遷移を考慮した確率論的ドライバモデルについて(交通関連の安全性)
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概要
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交遊事故を引き起こす要因の一つとして、助手席の子供など運転以外のものへ注意をそらすことにより,先行車の減速など交通の危険状態を回避する運転能力が一時的に低下することが考えられる.本論文では,運転パフォーマンスの変動を脳の構造的メカニズムから考察するとともにドライバの反応時間などをベースにシステム信州生工学的考えを導入し,事故の発生プロセスを確率論的ドライバモデルとして検討した結果を報告する.また,本モデルを追突防止支援システムの効果評価に適用した結果,平均的なドライバの追突事故を起こす頻度は30年に1回程度であること,また反応時間の短縮が事故低減に有効であることを検証した結果も報告する.
- 2003-10-21
著者
-
山田 喜一
(財)日本自動車研究所ITSセンター
-
佐藤 吉信
東京商船大学 商船学部
-
佐藤 吉信
東京大学
-
佐藤 吉信
東京商船大学
-
山田 喜一
大同大学大学院工学研究科
-
山田 喜一
(財)日本自動車研究所
-
山田 喜一
日本自動車研究所
-
佐藤 吉信
東京海洋大学 海洋工学部
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