電熱器保護系の機能安全の評価(安全性論文小特集)
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概要
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IEC61508(JISC0508)規格は,SILを特定するために,安全関連系の作動要求モードを低頻度作動要求モードと高頻度作動要求モード(または連続モード)の二つのカテゴリーに分類している.しかしながら,シーズンによって使用状況が異なる電熱器保護系にどの作動要求モードが適用されるかは明確でない.そこで,本論文は,電熱器の保護系に対する作動要求及び危険事象,すなわち,過熱事象の間の関係を順序依存形故障アンドゲート(優先アンドゲート)を含むFTAを用いて研究した.最終的に保護系のSILは,作動要求頻度に対する危険裏象頻度の比を用いて定め,現状の規格による連続モードから得られるSILと比較した.このようにして本論文は,電熱器全体システムのリスク解析から,シーズンによって使用状況が異なる保護系のSILと危険事象との関係を定式化した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-12-01
著者
-
佐藤 吉信
東京商船大学 商船学部
-
佐藤 吉信
東京商船大学
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佐藤 吉信
東京海洋大学 応用環境システム工学専攻
-
福田 隆文
横浜国立大学大学院工学研究院
-
福田 隆文
横浜国立大学
-
清水 洋孝
(株)日立国際電気 品質保証統括本部
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