眼球運動の周波数解析を用いた入力操作のユーザビリティ評価の一検討

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概要

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本報告では眼球運動や瞳孔運動の周波数解析によるユーザビリティ評価の可能性を検討した.入力操作課題として勝倉・中山(2005)の入力課題を用いて,3つの入力装置についてリッカートスケールによるユーザビリティ得点と課題の失敗率を調べた.入力課題時の眼球運動について周波数解析を行ったところ,入力装置ごとのパワースペクトル密度とユーザビリティ評価値の順序関係に対応関係が見られた.また,相関分析を行ったところ,眼球運動の垂直成分と水平成分のクロススペクトル密度の1.5-2.5Hz成分とユーザビリティ得点との間で有意な相関関係が認められた.また,失敗率との間でも相関が認められた.一方,瞳孔面積変化について順序関係の対応は見られたが,相関関係は認められなかった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-03-06

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