顕微解剖学的組織分画によるソルガムおよびトウモロコシの節間におけるリグニン分布の検討
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概要
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リグニンの草体内分布を検討する目的で,ソルガムとトウモロコシの節間を顕微解剖学的に4つの組織画分に分離した。出穂期と乳熟期の下位第2節間のリグニン含量は,表皮両分,厚壁組織画分で最も高く,次いで維管束画分,髄画分の順で,生育に伴い表皮および厚壁組織画分での含量は上昇したがリグニンの分布はほとんど変化せず,84-90%がRindに存在した。糊熟期のソルガムの節間では,下位から上位にかけて,表皮および厚壁組織画分のリグニン含量は低下し,逆に髄画分では上昇したが,維管束画分ではほぼ一定であった。リグニンは,下位節間では厚壁組織画分に最も多く分布したが,上位になればなるほど髄画分への分布が多くなった。
- 日本草地学会の論文
- 1996-10-31
著者
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