新規色素を用いた色素増感太陽電池の特性(薄膜(Si,化合物,有機,フレキシブル)機能デバイス・材料・評価技術)

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概要

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色素増感型太陽電池は将来のクリーン・エネルギーとして期待されている。理論的最大変換効率は約33%であるが、現在の多くの研究においてはルテニウム錯体が使用されている。しかし、その年間生産量は全世界で数トンであり、世界中で使用される太陽電池に用いることは出来ない。従って、ルテニウム錯体以外の色素を用いた太陽電池の研究を行う必要がある。本研究では、ルテニウム錯体の他、紫キャベツ、野菜ジュース、ローズヒップ、ブルーベリー、コーヒー、ハイビスカス、D149、及びNKX-2553を用いて太陽電池を作製した。その結果、紫キャベツの色素を用いた太陽電池において約0.244%の変換効率が得られ、D149とNKX-2553を1:1で混合した色素を用いた太陽電池において約4.39%の変換効率が得られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-04-13

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