イネ培養細胞における病害抵抗性誘導物質の違いによるプライミング効果の差異
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概要
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We examined the priming effects of four plant defense activators (probenazole [PBZ], methyl jasmonate [MeJA], acibenzolar-S-methyl [ASM], and carpropamid [CRP]) in rice cells. Activators potentiated the elicitor-responsive expression of Cht-1 gene by 4- to 7-fold. MeJA greatly activated PBZ1 and Os PAL1 gene expression by over 50-fold, and CRP also enhanced PBZ1 gene expression to the same degree. On the other hand, activators accelerated the elicitor-responsive photon emission and augmented its peak intensity by 2- to 3-fold. These results indicated that each elicitor response was potentiated by plant defense activators in different but overlapping manners. Among elicitor responses, photon emission can be a useful marker for priming because of its sensitivity to various kinds of activators and a simple strategy for its estimation.
- 日本植物病理学会の論文
- 2006-11-25
著者
-
加藤 公彦
静岡県農林技術研究所
-
土屋 広司
浜松ホトニクス株式会社 中央研究所
-
稲垣 栄洋
静岡県農業試験場
-
伊代住 浩幸
静岡県農業試験場
-
加藤 公彦
静岡県農業試験場
-
伊代住 浩幸
静岡農試
-
伊代住 浩幸
静岡県農業試験楊
-
古瀬 勝美
クミアイ化学工業株式会社生物科学研究所:(現)クミアイ化学工業株式会社生物科学研究所 大阪支店
-
伊代住 浩幸
静岡農林研
-
加藤 公彦
静岡農林研
-
伊代住 浩幸
静岡県農林技術研究所
-
影山 智津子
静岡県農業試験場
-
馬場 康司
日本曹達株式会社小田原研究所
-
伊予住 浩幸
静岡農試
-
土屋 広司
浜松ホトニクス
-
影山 智津子
静岡農林研
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