草地の多面的機能に関する地域住民の評価
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概要
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栃木県北部の女性地域住民を対象としてアンケート調査を行い,草地の多面的機能をどのように評価しているかを他の農林地(林地,水田,トウモロコシ畑)の評価と比較した。回答を求めた11種の環境保全機能のうち7種の機能において林地の評価が最も高かった。しかし,景観保全機能,動植物種の保全機能,心に潤いを与える機能等については放牧地の評価も高く,林地と放牧地の評価値の間には有意な差が認められなかった。トウモロコシ畑の諸機能の評価は水田と同程度であった。同時に「身近な草地」として具備すべき機能について回答を求めたところ,憩いの場としての機能,景観保全機能,生物の観察や採取の場としての機能,家畜とのふれあいの場としての機能などをあげる回答が多かった。
- 日本草地学会の論文
- 1998-01-31
著者
-
菅野 勉
畜産草地研究所
-
菅野 勉
農林水産省技術会議
-
福山 正隆
九州大学大学院農学研究院
-
奥 俊樹
農林水産省草地試験場生態部
-
佐々木 寛幸
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所
-
佐々木 寛幸
農林水産省草地試験場
-
福山 正隆
農林水産省草地試験場
-
奥 俊樹
農林水産省草地試験場
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