トマト果実の追熟過程におけるミトコンドリア粒子の不均一性について
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概要
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トマト果実の追熟老化過程において,ミトコンドリア粒子の性質に変化があるかどうかを検討した.緑熟期のトマト果実を0, 5, 14日間,24℃, 1,100lux 12時間の間欠照射により,プレクライマクテリック,クライマクテリックピーク,ポストクライマクテリック期の果実を得た.ミトコンドリア粒子の抽出に用いた溶媒は,0.1Mリン酸緩衝液PH7.4 0.5Mショ糖,10mM EDTAから成る.各ステイジのトマト果肉部25gに,抽出液25mlを混ぜ,ブレンダーで均質化し,500×g 10分間から11,000×g 20分間の遠心沈殿画分を上記抽出液中に分散させた.この分散液をショ糖密度こう配遠心法で,ミトコンドリア粒子を沈降分散させ,各画分のSDH, Cyt, C-oxd活性を測定した.各ステイジのトマト果肉部のミトコンドリア粒子は物理的生化学的に,不均一なものであることが明らかになった.
- 千葉大学の論文
- 1969-12-31
著者
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