カリキュラムの分化と統合 : 住居学科形成から改組への過程から
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概要
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住居学の内容研究を家政学部住居学科のカリキュラム形成過程に求めたところ,1990年をピークに住居学の学体系は分化しながら発展してきた。住居学を工学部建築学科に依存する形で開発する方法も考えられるが,あくまでも家政学部住居学科として,空間・人間・生活の三者から解明しようとする方法もある。大学の教育研究の中で独自に求めてきた住居学が,時代の要請に応えながら完成しようとしたとき,次の展開が求められているのである。40年を要して形成された住居学科は,その視野を拡げて生活環境学科という総合性の中で再生しようとするとき,住居学はその中の一科目にすぎなくなる。住居学科の消滅を住居学に連動させたくないという現在の考え方は,住居学の発展を阻止するのであろうか。The scholarship of dwelling learning was developed by specialysing it.if we research this in the forming process of dwelling learning branch in home economic faculty.The dwelling learning can be considered to develop as a part of architecture,but there exists to analysing from space,human being and their lives as learning of home economic faculty.The dwelling learning which obtained uniquely in education and research of university will be made demand to fulfill the needs of the time.The dwelling learning was formed using 40 years and it will now come to synthesize only one subject in life environmental branch of learning.Would it be stopped the develop the dwelling learning if one's consideration that the disappearance of dwelling branch of learning would not to be connected with disappearance of dwelling learning?
- 大阪教育大学の論文
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