サヤヌカグサの除草剤による防除
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概要
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イネ白菜枯病の冬期寄主植物サヤヌカグサについて,除草剤による防除法を検討し,つぎの結論を得た。(1)サヤヌカグサに対してはグリホセイト液剤が景も有効である。DPA水溶剤および粒剤も実用性が認められるが,春季処理では処理1か月後にパラコートを散布する必要がある。(2)処理時期は,サヤヌカグサ萌芽後の春季,または枯死前の秋季が適している。(3)散布法としては,グリホセイト液剤は100倍,DPA水溶剤では40倍に水で希釈した液を5〜10Z/a噴霧機で散布する。DPA粒剤の場合は1.0〜1.5良g/a(製品量)をサヤヌカグサの群落内に散布する。なお,サヤヌカグサの水没程度が大きくなるにつれて殺草効果が低下するので、この場合は薬剤の濃度を高くする。
- 日本雑草学会の論文
- 1976-07-25
著者
-
大隈 光善
福岡県農業総合試験場
-
大隈 光善
福岡県立農業試験場
-
古城 斉一
福岡県立農業試験場
-
田中 昇一
福岡県立農業試験場
-
海北 基
福岡県立農業試験場
-
古城 斉一
福岡県農業総合試験場農産研究所
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