筑後川下流域のクリーク雑草「チクゴスズメノヒエ」の生態と防除 : 第6報 法面への引き上げと除草剤による防除
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概要
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1. Control of Paspalum distichum by a method combining pulling up the weed onto the bank and herbicide application was examined in a creek that had been infested with this weed for several years. 2. During April to July the later the pulling up time of this weed, the less it regrew. 3. During April to August the later the time of herbicide application, the higher the effect was obtained. The most effective control was obtained by spraying glyphosate after the middle of July or fluazifop-buthyl after the end of May. 4. Method combining pulling up of the weed and spraying of herbicide was more effective than herbicide application only. Optimum time for spraying herbicide was one to one and a half months after pulling up when the plant length was about 50cm. 5. It took ten hours and twenty two minutes to pull up this weed onto the bank for a group of fivemen and twenty minutes to spray herbicide by a group of fourmen in the creek (0.2ha) in which about 80% of the total area was covered by this weed. 6. Based on these results practical control measures for this weed are recommended as follow : At first pull up the weed onto the bank of the creek after it fully sprouts, and then one and a half months later but prior to rice transplanting spray fluazifop-buthyl at a rate of 0.84kg/ha on the weed. If the weed regrows thereafter spray glyphosate at a rate of 4.92kg/ha as soon as rice is harvested.
- 日本雑草学会の論文
- 1985-10-28
著者
-
大隈 光善
福岡県農業総合試験場
-
大隈 光善
福岡県農総試筑後分場
-
千蔵 昭二
福岡県農業総合試験場筑後分場(現)日植調福岡試験地
-
千蔵 昭二
福岡県農業総合試験場筑後分場
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千蔵 昭二
福岡県農業総合試験場・筑後分場
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