クラスタに基づく動的センサーネットワークアーキテクチャについて(セッション2)
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概要
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本論文では, ノードの出現操作(node-move-in)と消滅操作(node-move-out)を許すような動的なセンサーネットワークに対してクラスタに基づくアーキテクチャの構成およびその維持について考える.提案するアーキテクチャのもとではブロードキャストが決定的にO(p)ラウンドで完了する.ここでpはクラスタの数を表す.また, 各ノードが1ホップの情報を維持して本アーキテクチャを構成している場合にはnode-move-inに対するランダマイズドアルゴリズムとnode-move-outに対する決定的アルゴリズムを示す.実行時間はそれぞれ平均O(q)ラウンド, O(|T|)ラウンドである.ここでqは出現するノードの隣接ノード数, Tは消滅するノードを根とする本アーキテクチャの部分木を表す.また, 各ノードが1-ホップのすべての情報を維持しなくてもよい場合, node-move-inは平均O(log q)ラウンドでできることを示す.このとき, node-move-outも1-ホップの情報を維持する場合に比べてそれほど性能が悪くならないことも示される.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-11-11
著者
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和田 幸一
名古屋工業大学大学院工学研究科
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片山 喜章
名古屋工業大学大学院工学研究科情報工学専攻
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陳 慰
テネシー州立大学
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和田 幸一
名古屋工業大学院 工学研究科
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片山 喜章
奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター
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和田 幸一
名古屋工業大学
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片山 喜章
名古屋工業大学大学院 工学研究科 情報工学専攻(しくみ領域)
-
内田 次郎
名古屋工業大学
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ムジャヒドゥル イスラム
名古屋工業大学大学院情報工学専攻
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片山 喜章
名古屋工業大学大学院 工学研究科
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片山 喜章
名古屋工業大学 大学院工学研究科 情報工学専攻
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