海水の光吸収係数の測定
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概要
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海水の光吸収係数は, 海洋の基礎生産や海色リモートセンシングの研究において重要なパラメータの1つである。今まで, その測定法について多くの提案がなされてきた。本稿は, まず吸収係数の定義を明確に定義し, その海洋学における意義を述べた。引き続き, オパールグラス法, グラスファイバー法, 光音響法, 積分球法の原理を述べると共に問題点を挙げた。また, 採水処理しなくて済む現場法についてその原理と問題点をまとめた。引き続き吸収係数の組成分離法について直接分離法と実測値から求めた半理論的分離法を紹介した。最後に人工衛星によるリモートセンシングによる推定法に言及した。
- 日本海洋学会の論文
- 2001-11-01
著者
-
田口 哲
創価大学
-
平譯 享
国立極地研究所
-
田口 哲
創価大学工学部環境共生工学科
-
岸野 元彰
理化学研究所
-
古谷 研
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
鈴木 光次
名古屋大学地球水循環研究センター
-
田中 昭彦
東海大学海洋学部海洋学研究科
-
岸野 元彰
理化学研究所光合成科学研究室
-
岸野 元彰
長崎大
-
田中 昭彦
東海大学海洋学部
-
Tanaka Akihiko
School Of Marine Science And Technology Tokai University
-
田中 昭彦
長崎県産業振興財団
-
古谷 研
東京大学大学院
-
古谷 研
三重大学生物資源学部
-
田口 哲
創価大学工学部
-
田中 昭彦
School Of Marine Science And Technology Tokai University
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