矩形ブロックマッチングによる帳票識別方法
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概要
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計算機を用いた帳票のファイリングシステムや、帳票からのデータ入力を行うOCRシステムにおいて、帳票の種別を自動的に識別する技術が必要とされている。これまでに提案されている帳票識別手法としては、罫線の対応関係に注目した手法[1]や、セルの相対位置に注目した手法[2]などがある。これらの手法では位置ずれ、伸縮、部分的な掠れなどの変動には対処できるが、ラインノイズが重畳する場合や周辺部に大きな掠れがあるような場合には識別が困難になる。帳票がコピーされたりFAXで送信される場合には、ラインノイズや掠れが頻繁に発生するため、これらの変動に対してロバストな識別方法が必要となる。本手法は、帳票の大まかな構造を表す矩形ブロック(以後特徴ブロックと呼ぶ)を単位としたモデルマッチングを行うものである。未知帳票の特徴ブロックから登録されているモデルの特徴ブロックへの対応を縮退させることにより、ラインノイズ、掠れに対して安定な識別が可能になる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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新井 啓之
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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新井 啓之
NTTサイバースペース研究所
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新井 啓之
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
小高 和己
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
熊谷 拓二
NTTインテリジェン トテクノロジネ
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