Implementing Fast Boolean QDI Function Blocks
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概要
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論理関数を非同期式で実現するためには,その出力の確定を外部回路が知るためにFour-Phase Signaling等のプロトコルを用いる必要がある.本稿では,extended Four-Phase Signalingと呼ばれる,データ表現を2種類用いることにより休止相を隠蔽できるプロトコルに着目し,制御用記憶素子を用いることなしに,すなわち,組み合わせ回路として与えられた論理関数を実現する方法を提案する.まず,このために必要となる符号を定義し,それが組み合わせ回路実現を可能とすることを示す.次に,そのような符号の一つとして4線式符号を取り上げ,一般的なゲートライブラリにのみ含まれる素子を用いて,QDI (Quasi Delay-Insensitive)回路を実現する方法を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-11-27
著者
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