非同期式回路の検証におけるlivenessクラスに関する考察

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概要

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近年、配線遅延の増大やクロックスキューの問題が深刻になるにつれて、クロック信号を用いない非同期式回路が注目されてきている。期待される出力を回路が必ず生成するlivenessという性質を調べることは、同期式回路では比較的容易であった。しかしながら、非同期式回路は同期式より動作が複雑であり、かつ遅延の上限は有限だが未知でもよいので、非同期式回路のlivenessを調べるには形式的検証が不可欠になると考えられる。本研究では、従来提案されたlivenessのクラスに属さない新たな3つのクラスを定義し、各クラスの意味やクラス間の関係についての考察を行なった。また、各クラスの検証に要する計算量や、階層的検証手法の正当性についても検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-02-13

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