ZBDDに基づく非同期回路の検証方式

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概要

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非同期式回路はクロックを用いず、信号遷移の因果関係により動作を行うため、同期式より高速化・低消費電力化が可能であるといわれている。ところが,設計検証においては,同期式に比ベ本質的に状態数が多くなることから、検証に要する計算量は多くなる。そこで,本研究では、トレース理論に基づく検証をZBDD 演算を用いて実現することを提案する。また,抑止アーク付きペトリネットを用いること、safetyの検査を行う必要のないモジュールの合成をあらかじめ行ってしまうことにより、ZBDD変数を削減すること、および、ペトリネット専用ZBDD 演算を用いることにより、高速化が可能であることを示す。最後に、提案した方式を実装し、実際にいくつかの非同期式回路の検証を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-02-13

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