4個の発振器の完全結合系の振動モードの積分多様体理論による解析とその実験的考察
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概要
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発振器の結合系において, さまざまな発振モードが存在することがよく知られている. 本論文では, 3次の非線形特性をもつ四つの同様なvan del Pol発振器の完全結合系(対称な系)を考え, 積分多様体理論によりその解軌道が拘束される不変多様体(積分多様体)が漸近安定となる発振モードを理論的に求めた. そして対称系に対する理論結果が対称性をくずした場合にどう変わるかをみるために, 結合係数または素子値にばらつきを与えた系についてのコンピュータシミュレーションと実験を行い, 理論上安定となる各発振モードごとに両者の関係を考察した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-25
著者
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