生体分子薄膜の作製と有機ポリシランとの多層膜を用いた電子デバイスの提案

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概要

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現在、種々の電子デバイスが使用されているが、資源や環境について考えると、再利用出来たり、廃棄した場合に地に戻る、いわゆる生分解性材料を用いることが好ましいと考えられる。本論文では、β-カロチンやクロロフィルを用いた電子デバイスを想定し、その基礎実験として、それら材料の薄膜化を試みた。従来、高分子材料の薄膜化はスピン・コーティング法が広く用いられてきたが、高安定、長寿命、高効率などを目指した場合、ドライ・プロセスの方が好ましいと考えられる。そのため、本論文では、真空蒸着による薄膜化を試み、同時に、配向性についても検討した。最後に、有機ポリシランとの多層膜を用いた電子デバイスを提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-04-28

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