ITU勧告G.729の拡張と品質評価
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概要
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ITU-T勧告G.729のAnnexC, D, Eとなった拡張アルゴリズムとその品質について述べる。Annex Cは、本体と相互接続可能な浮動小数点演算レファレンス例である。Annex D, Eは、6.4, 11.8 kbit/sの拡張CS-ACELPである。これらは、本体と同一のブロック構成により、僅かなメモリの増加のみで実現でき、また、各レート間で瞬時切り替え可能である。これらの拡張により、アプリケーションにおいて柔軟な運用が可能となる。主観評価により、6.4kbit/sでも、好条件下では8kbit/sの本体に遜色無い品質が得られ、11.8kbit/sでは、背景雑音等に耐性の高い品質であることを明らかにする。
- 1999-02-19
著者
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片岡 章俊
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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片岡 章俊
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
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栗原 祥子
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
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林 伸二
尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科
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栗原 祥子
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
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林 伸二
日本電信電話株式会社サイバースペース研究所
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