ITU-T G.729音声符号化方式拡張のための品質評価(音声,聴覚)
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概要
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ITU-Tの8kbit/s音声符号化方式G.729とそのAnnex A, B, C, D, Eは勧告成立以来,無線用途をはじめとして広く利用されてきた.更により柔軟な可変レート運用とバケット化への適性向上,ソフトウェア符号化器の実現等を求める市場の要請に応じ,ITU-Tは既存Annexに無音圧縮機能とビットレート切換機能を付加した方式,及び既存Annexの浮動小数点演算方式を新規Annexとして勧告化することとした.筆者らは,既存Annexに新たな機能を追加した新規Annexの品質と既存Annexとの整合性の確認に必要な品質的要求条件を明確化するとともに新規Annex候補案の合否判定に必要な品質評価手法(評価項目と評価法)を選定し,ITU-Tにおける勧告化手順に反映させた.新規Annex候補案はその手順に沿って品質評価され,勧告化に足る品質であることが確認された.本論文では,Annex F, G, H, I, C+がG.729の新規Annexとして勧告化された経緯,適用領域を考慮して定められた要求条件に対する品質評価手法,勧告化にあたって実施した主観品質評価試験と評価結果に対する考察を述べる。
- 2004-02-01
著者
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
金子 孝夫
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所
-
金子 孝夫
Nttサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
-
栗原 祥子
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
林 伸二
尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科
-
林 伸二
尚美学園大学
-
栗原 祥子
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
金子 孝夫
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
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