音源分離方式SAFIAをベースとした高騒音下雑音抑圧 : F1サーキットヘの挑戦(音響と音声処理・音声強調,ロバスト音声認識,一般)
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概要
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F1(フォーミュラ・ワン)などのカーレースサーキットにおいて,ドライバーやピットクルーらの通信手段として,ヘッドセットを用いた無線音声通信が使われている.しかし,サーキットの騒音が非常に大きいために,音声が聞き取りづらく音声通信が困難であるという課題があった.我々はこれまで,2チャネルマイクを用い,チャネル間のレベル差に基づく音源分離方式SAFIAを検討してきた.本稿ではSAFIAをヘッドセット型音声通信に適用し,新たに3つの処理を加えることでF1現場において雑音を抑圧することを検討した.評価実験の結果,提案方式はS/Nが-12dB程度と過酷な騒音環境であるF1サーキットにおいて,約18dBの雑音抑圧性能を発揮した.主観評価を行い,提案方式により音声が聞きやすくなることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-04-16
著者
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所:龍谷大学理工学部
-
片岡 章俊
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
-
青木 真理子
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
松葉 裕司
NTTドコモクロスメディア事業部
-
松葉 裕司
株式会社NTTドコモクロスメディア事業部
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
古家 賢一
日本電信電話/nttサイバースペース研究所
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