残響抑圧処理における音声品質決定要因の因子分析(ブラインド信号処理/一般)
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概要
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本報告では,残響抑圧処理された音声の品質を,良く知られている9種の客観尺度と主観評価値MOSにより評価・分析を行った.因子分析で主観評価結果を分析することにより品質の決定要因を抽出し,それらの因子に対応する物理的な客観尺度を明らかにした.その結果,品質を決定する要因として,主に残響時間に対応する主観因子(残響感),STI(音声明瞭度指数)に対応する主観因子(明瞭性),SNRに対応する主観因子(自然性)があった.さらに,逆フィルタ処理では明瞭性を改善し,振幅スペクトル制御では残響感を小さくする効果があり,これらの組み合わせたハイブリッド処理によってより効果的に品質を向上させることができることが分かった.また,MOSの推定値として相関係数が大きかった客観尺度は,NMR(ノイズマスキング比)で0.91,次にCD(ケプストラム距離)で0.83であった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-06-22
著者
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所:龍谷大学理工学部
-
片岡 章悛
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
古家 賢一
日本電信電話/nttサイバースペース研究所
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