音声認識を通した不完全な出力結果に対する聴覚障害者の了解性と満足度の分析(ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム)
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概要
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筆者らは第三者の介在が困難な場面における音声認識を用いた聴覚障害者への情報保障の検討を進めている.本稿は,音声認識を通して誤認識を含んだまま出力した結果を聴覚障害者が見てどの程度理解できるか実験および分析を行った.その結果以下のことがわかった.1)誤認識を訂正しないと了解率は6割程度だが訂正すれば(訂正率87%)9割以上の了解率が得られた.2)訂正しても了解性が低い発言は,訂正そのものが不十分か,訂正箇所の特定が困難なものが多かった.3)第三者が介在せずに情報保障できることへの聴覚障害者のニーズは強いが,一方で話者に負担をかけることに対して抵抗を感じる人もいた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-03-16
著者
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
片岡 章俊
日本電信電話株式会社nttサイバースペース研究所:龍谷大学理工学部
-
片岡 章俊
日本電信電話(株)nttサイバースペース研究所
-
織田 修平
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
水島 昌英
日本電信電話株式会社NTTサイバースペース研究所
-
水島 昌英
NTTサイバースペース研究所
-
織田 修平
NTTサイバースペース研究所
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
古家 賢一
日本電信電話/nttサイバースペース研究所
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