A^*アルゴリズムを用いた線形ブロック符号の軟判定最尤/準最尤復号
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概要
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主に人工知能の分野で用いられているA^*アルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムを線形ブロック符号の復号に適用し、その特性の検討及び復号複雑さについての他の復号法との比較を行う。このアルゴリズムを用いて最尤復号を行う場合には、通信路のSN比が高い所では計算量を低く抑えることができるが、通信路のSN比の悪化に伴い計算量が指数的に増大するという問題点がある。そこで本稿では、計算量の上限を設定することにより準最尤復号を行い、SN比の低い所においては復号誤り率をさほど大きくすること無く計算量を大幅に減少させ得ることを示す。さらに、復号の過程で得られた候補符号語が、最尤符号語になるための最小距離を利用した十分条件を満たしているかを確かめることにより計算量の減少を図り、特に符号化率の低い符号に対してはその方法が有効となることも示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-18
著者
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嵩 忠雄
奈良先端科学技術大学院大学
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嵩 忠雄
大阪大学基礎工学部情報工学科
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高田 豊雄
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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高田 豊雄
岩手県大 大学院ソフトウェア情報学研究科
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向井 友弘
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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