新しい逐次軟判定復号法
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概要
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本論文では2元線形ブロックの新しい軟判定逐次復号法を提案する.本法では,まず,復号結果の初期候補を硬判定代数的複号法により求める.次に最小重みの符号語を全て含む規模の小さい部分トレリスダイアグラム(TD_<min>)を繰り返し用い,候補符号語の周囲でより尤度の高い符号語を逐次求める.嵩らによって示された復号結果の最尤性に関する十分条件を繰り返しの早期終了時に用いる.RM_<5,2>,RM_<6,2>,RM_<6,3>(但し,RM_<m,r>は符号長2^mのr次のリード・マラー符号を表す)をAWGN通信路でBPSKを用いたときの復号誤り確率及びTD_<min>探索回数の平均値に関するシミュレーション結果を示す.その結果,提案復号法が,かなりSN比の低い通信路においても(1)復号誤り確率が最尤復号法と大きく変わらないこと,及び,(2)TD_<min>を使用する回数の平均値がかなり少ないこと(例えばRM_<6,3>,1情報ビットあたりのSN比が3.0dB,復号誤り確率が1.99×10^<-2>,最尤復号法の誤り確率1.85×10^<-2>,平均TD_<min>探索回数1.5回)を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-22
著者
-
永野 秀尚
日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所
-
Lin Shu
Department of Horticulture, National Taiwan University
-
嵩 忠雄
奈良先端科学技術大学院大学
-
藤原 融
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
甲本 卓也
広島市立大学情報科学部
-
Lin Shu
California Univ. Ca Usa
-
Lin Shu
Department Of Electrical Engineering University Of Hawaii At Manoa
-
Lin Shu
Department Of Electrical And Computer Engineering University Of California
-
Shu Lin
University Of Hawaii At Manoa Dept.electrical Engineering Usa.
-
永野 秀尚
大阪大学基礎工学部情報工学科
-
甲本 卓也
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
高田 豊雄
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
Lin Shu
University Of Hawaii At Manoa Dept. Electrical Engineering
-
高田 豊雄
岩手県大 大学院ソフトウェア情報学研究科
-
Lin Shu
Department Of Chemical Engineering Hwa Hsia College Of Technology And Commerce
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