チャープSS方式DPSK変復調用SAWマッチドフィルタ

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概要

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チャープ信号を用いるスペクトル拡散(SS)通信において、SAW分散型遅延線を用いるチャープ変調器、および、SAWマッチドフィルクを用いるデータ復調器を提案している。SAWチャープ変調器は、データに対して差動位相変調(DPSK)を施し、1ビット長1.5μsecに帯域幅100MHz周波数変化するチャープ信号を生成する。非線形増幅器の利用を考慮し、時間軸上では振幅一定の出力を得、非直線に周波数を変化させる周波数軸上での重み付けにより、良好な相関特性を得ている。データ復調器は、作動データに対応して2ビット長積分することにより、データに対応した背反した相関出力を発生するSAWマッチドフィルタを用いる。実際の回路により、チャープ変復調の動作確認を行い、非直線変調によって受信帯城幅56MHzにおいても、処理利得19dB、受信帯域外の信号損失を0.4dB以下とする性能が行られた。また、非相関時のレベルが-30dB以下となる良好な相関特性を示すことを確認した。
1996-06-21

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