片目の部分テンプレートと周辺領域特徴を用いたりアルタイム目追跡システムとその文字入力システムへの応用

概要

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コンピュータの幅広い普及に伴い、高齢者、障害者そして子供から大人まで、広範な人が使えるヒューマンインターフェースの開発が必要である。ビデオカメラを使いリアルタイムで目の位置を検出できれば、その位置情報は非接触型の入力に利用できる。本研究では片目の部分テンプレートと周辺領域特徴を用いたりアルタイム目追跡システムを開発した。また、リアルタイム目追跡システムを用いて、片目追跡による文字入力システムの開発を行った。リアルタイム目追跡システムは、不特定の人の片目もしくは両目の追跡を、13フレーム/sでできた。また、同一平面内回転で約±30度まで、スケール拡大変化で約1.6倍まで検出できた。さらに、一定の条件下において、片目検出率は97%以上、両目検出率は94%以上であった。文字入力システムは、片目の位置でアラビア数字と計算記号を受け付け、四則計算を行い、計算結果を表示した。文字入力システムでは、入力したい文字を画面で確認しながら、非接触で入力できる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-03-11