リアルタイム目追跡システムを用いた居眠り警報のための瞬き検出装置の開発
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概要
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居眠りは,睡眠不足や慢性疲労,病気等が原因で意識水準が低下した時に起きる.万が一,運転中に居眠り状態になると,回避操作をすることができずに衝突する可能性が非常に高く,重大な事故につながりやすい.このような居眠り運転による事故を未然に防止するために,居眠り状態を早期に検出するシステムが必要とされている.意識水準が低下すると,瞬きの回数が多くなる,瞬き1回当たりの閉眼時間が長くなる,1〜2秒間の間に数回の瞬きが連続的に発生するといった変化が表れる.そこで,瞬きの変化を検知することによって,意識水準の低下を検出することができると考えられる.本研究では,リアルタイム目追跡システムを用いて,居眠り警報装置の開発を目標に瞬き検出装置を開発した.本システムは,非接触かつリアルタイムで瞬きを検出し,瞬きの回数,閉眼時間を測定できるといった特徴がある.一定の照明条件において,本システムの瞬きの検出率は97%以上であった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-05-16
著者
-
中村 清実
富山県立大学大学院工学研究科知能デザイン工学専攻
-
宮川 智文
富山県立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻
-
坂井 孝光
富山県立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻
-
中村 清実
富山県立大学大学院工学研究科
-
宮川 智文
富山県立大学大学院 工学研究科
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