拡散連想型ニューラルネットの拡散パターンによる物体位置及び形状の同時認識

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概要

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近年、脳に類似した人工ニューラルネットが、盛んに研究されている。脳内では空間認識系と物体認識系が存在し、並列に、かつ協調的に動作すると考えられている。空間認識系では頭頂連合野における情報変換が、物体認識系では側頭連合野における情報変換が重要視されている。物体認識系に類似したネオコグニトロンは文字認識に関して,位置や大きさによらず,かなりの精度で認識できるが,物体の位置や回転の識別を困難としている。我々は、脳の2系統の認識系に着目し、これまで拡散連想型ニューラルネットを提案し、パターン内の物体位置を認識し、さらに、物体位置への視線制御により形状認織ができることを示してきた。本研究では、特に空間認識系に着目し、拡散連想型ニューラルネットの拡散パターンを用い方向及び形状記憶ニューロンの学習を行ない、物体位置及び形状の同時認識が可能であることを報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

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