黒目の面積測定による非接触型リアルタイム瞬き検出装置の開発
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概要
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居眠りは,睡眠不足や疲労,病気等が原因で意識水準が低下した状態のことである.万が一,運転中に居眠り状態になると重大な事故につながることから,居眠り運転による事故を未然に防止するために,居眠り状態を早期に検出し,ドライバーに警告するシステムが必要とされている.意識水準が低下すると,瞬きの回数が多くなる,瞬き1回当たりの閉眼時間が長くなるといった変化が表れる.そこで本研究では,瞬きの変化から居眠りを非接触で検出するシステムヘの応用を目指し,リアルタイム瞬き検出装置の開発を行った.本研究ではさらに,意識水準と瞬きの関係を調査するために,脳波-瞬き相関解析システムを作成した.瞬き検出は,カメラから取得した顔画像を2値化して,片目部分テンプレートによるテンプレートマッチングより得られた目の位置情報を用いて黒目の面積を測定し,黒目の面積が閾値以下になった時を瞬きと判定する手法を用いた.本システムは,非接触かつリアルタイムで瞬きを検出し,瞬きの回数と閉眼時間を測定できるといった特徴がある.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-10
著者
-
高野 博史
富山県立大学大学院工学研究科知能デザイン工学専攻
-
中村 清実
富山県立大学大学院工学研究科知能デザイン工学専攻
-
宮川 智文
富山県立大学大学院工学研究科電子情報工学専攻
-
野尻 智弘
富山県工業技術センター繊維研究所
-
高野 博史
富山県立大学大学院工学研究科
-
中村 清実
富山県立大学大学院工学研究科
-
野尻 智弘
富山県工業技術センター
-
宮川 智文
富山県立大学大学院 工学研究科
-
高野 博史
富山県立大
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