空間拡散型連想記憶ニューラルネットを用いたポピュレーションベクタ法によるパターン位置および形状認識

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概要

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脳内では2系統の認識・記憶系として空間認識・記憶系と物体認識・記億系が独立に存在すると考えられる。空間認識・記憶系では頭頂連合野における情報変換が、物体認識・記億系では側頭連合野における情報変換が重要視されている。本研究は脳における空間認識・記憶系と物体認識・記憶系に着目し、入力パターンの位置を認識しそれに基づき形状認識のできる空間拡散型連想記憶ニューラルネットを提案する。このニューラルネットは複数方向からの複数パターンを、方向識別ニューロンにより拡散し、直交学習法を用いて方向記憶ニューロンによりパターンの位置を、またパターン記憶ニューロンにより形状を記銘する。想起過程では任意方向から呈示される既学習および未学習パターンの位置を方向記億ニューロン群の出力ベクトル合成(ポピュレーションベクタ法)により認識する。また記銘した位置への視線制御により既学習パターンの形状認識をする。
1995-05-26

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