EA2000-19 整形残響室内で知覚されるsweep音の生成機構
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
反射性の対向壁の間でパルス音等の短音を発生させた場合に、特別な音色の音が室内に残って知覚される現象は、フラッターエコー(鳴き竜)としてよく知られている。しかし、壁面の反射率が極めて高い直方体室内で短音を発生させた場合に、sweep音が知覚されることは、一般にはあまり知られていない。本稿では、この「3次元鳴き竜」とでもいうべきsweep音についての分析をし、その生成機構を解明したので報告する。解析は簡単のため、立方体室について行った。解析の結果、反射パルス音列の大部分が二乗時間軸上で等間隔になっており、これが時間軸上では時間に比例して周波数が上昇しているためにsweep音として知覚されていることを明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-06-23
著者
-
金田 豊
東京電機大学工学部
-
古家 賢一
NTTサイバースペース研究所
-
清原 健司
日本電信電話株式会社 NTTサイバースペース研究所
-
金田 豊
東京電機大学工学部情報通信工学科
-
金田 豊
東京電機大 工
-
金田 豊
NTT研究所
-
古家 賢一
日本電信電話株式会社 Nttサイバースペース研究所
-
Kiyohara K
Ntt Cyber Space Laboratories
-
清原 健司
NTTサイバースペース研究所
関連論文
- 重み付き最小二乗逆フィルタ計算による雑音・残響環境下での音声強調処理の品質改善(電気音響,音響一般)
- オーディオ・インタフェースの入出力フィルタ特性の検討
- 雑音に起因する誤差を最小化するインパルス応答測定信号
- 多段処理によるブラインド残響抑圧処理の性能向上
- クロストークキャンセラを用いたステレオ信号の受聴領域拡大方式(電気音響,音響一般)
- 音声認識を用いた会議情報保障支援システムの社内会議における検証(聴覚と福祉情報工学・一般)
- 音声認識による会議情報保障支援に対する聴覚障害者の心的負担の分析(聴覚障害,HCGシンポジウム)
- 音声認識による会議支援情報保障システム使用時の話者及び訂正者の負担度の評価(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 大規模マイクロホンアレイによる発話方向推定の検討(音響信号処理/一般)
- 話者の動きによる音声認識性能劣化の定量的検討
- 音声のスパース性を利用した拡声通話システムのためのハウリング抑止方法(音響測定/音場解析/一般)
- 音声認識を用いた会議情報保障支援システムにおける話者と訂正者の連携支援機能の評価(聴覚と福祉情報工学・一般)
- 位置が未知である複数マイクロホンアレーと距離測定スピーカを用いた音源位置推定(電気音響,音響一般)
- 音声認識を用いた会議支援情報保障システムに対する話者の発話行動の分析(ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム)
- 室内マイクロホンアレイを用いた実時間発話方向推定
- N-40 遠隔講義参加者と傍観者が受ける印象差に関する検討(遠隔・協調学習,N.教育・人文科学)
- 遠隔講義における話者特定方式の比較
- 遠隔教育システム音響部へのマイクロホンアレイ適用に関する検討
- 2次元長方形音場で発生するスウィープエコー
- 音場の逆フィルタ処理に基づく能動騒音制御
- 伝達特性の傾向を勾配ベクトルに反映させる適合アルゴリズム
- デュオフィルタ方式音響エコーキャンセラの固定小数点DSPによる実現
- 鉄道車両内部の音響特性について
- 音響システムとディジタル処理技術・その現在と将来 : 電子情報通信学会編「音響システムとディジタル処理」をベースとして
- ステレオ信号の受聴位置拡大における簡易マイク設置方式
- チャネル間情報を用いた2ゾーン分離方式における境界設定の自動化について
- 音声・音響技術の福祉への応用とその品質評価
- 共通極・留数モデルに基づく室内伝達関数の補間と外挿
- マルチメディア研究最前線(最終回)福祉に貢献する音声・音響技術
- 近接音場型マイクロホンアレー
- 近接音場型マイクロホンアレーの検討
- 音声会議用マイクロホン
- 多段処理によるブラインド残響抑圧処理の性能向上
- 音声認識による会議支援情報保障システム使用時の話者及び訂正者の負担度の評価(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 音声認識による会議支援情報保障システム使用時の話者及び訂正者の負担度の評価(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 複合Normalized LMS (NLMS)法モデルを用いたアフィン射影法の収束特性の検討
- 射影アルゴリズムの収束特性について
- ハンドセットへの雑音抑圧マイクロホンアレー適用の検討
- 高速FIRフィルタリング算法を利用した射影法
- 室内での音源方向推定に及ぼす虚像音源の影響
- 残響下における音源方向推定法について
- インパルス応答の測定結果に含まれる誤差の検討
- M系列を用いたインパルス応答測定における誤差の実験的検討
- M系列信号を用いた非線形歪の推定について
- 整形残響室内で知覚される低速度sweep音の生成機構
- 直方体残響室で知覚されるsweep音について
- 残響室内で知覚されるsweep音の周波数成分の検討
- NTT武蔵野研究開発センタ新音響実験棟について
- 直方体残響室内で知覚されるsweep音について
- A-10-10 Log-TSP信号を用いたスピーカの高調波歪測定の再現性について(A-10.応用音響,基礎・境界)
- 近接音場形Filter-and-Sumアレーを用いた出力音劣化の改善
- 選択的収音技術の研究
- 音響結合低減用サブスピーカを持つ小型拡声通話装置の検討
- サブバンドピークホールド処理を用いた音源方向推定法
- はじめての音響信号処理 : ディジタル録音と補間の話(やさしい解説)
- サブバンドピークホールド処理を用いた音源方向推定の検討
- 音源方向推定に及ぼす室内反射音影響の分析的検討(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- 室内伝達開教のモデル化 (音場・音響信号のモデルとその分析)
- スウィープエコー : 時間と共に周波数が上昇するエコー
- 正方形断面の廊下で知覚されるsweep音について
- EA2000-19 整形残響室内で知覚されるsweep音の生成機構
- 近接音場におけるFilter-and-Sumアレーの最適設計法について
- 整形残響室内で知覚されるsweep音の生成機構
- 整形残響室内で知覚される低速度sweep音の生成機構
- マイクロホンアレーを用いた音声認識収音系の基礎検討
- インパルス応答測定の際の留意点 (「音を出す, 音を取り込む」ときの落とし穴)
- 第108回アメリカ音響学会会合
- 複数仮想音源を用いた適応形アレーの収束特性および仮想音源配置に関する検討
- 話者移動による適応型アレーの性能劣化の改善
- 反射音の影響を軽減する音源方向探査の検討
- トピックス42 ディジタル指向性制御(〈特集〉-音響学における20世紀の成果と21世紀に残された課題-)
- 聴覚特性に基づいた所望エコー抑制量の客観評価
- 通信システムにおけるマイクロホンアレーの応用
- 騒音下音声認識のためのマイクロホンアレー技術 ( 音響信号処理による音声認識性能の改善)
- 室内音場伝達関数の共通極・零モデル化 (シ-ムレスな音響空間の実現を目指して)
- 音響エコ-キャンセラ用ES射影アルゴリズム (シ-ムレスな音響空間の実現を目指して)
- 音響エコー経路の変動特性を反映させたRLS適応アルゴリズム
- インパルス応答計測のための最適信号の検討
- 遠方音声収音のためのリアルタイム残響抑圧処理(音響と音声処理, 音声強調・ロバスト音声認識, 一般)
- 遠方音声収音のためのリアルタイム残響抑圧処理(音響と音声処理, 音声強調・ロバスト音声認識, 一般)
- 長い円筒音場で発生するスイープエコーについて
- 線形予測残差を用いた射影アルゴリズムの表現
- マイクロホンアレーによる指向性制御 (マイクロホンアレー)
- インパルス応答測定における誤差の検討
- アダプティブマイクロホンアレー
- 適応フィルタの概要 (適応フィルタとDSP)
- マイクロホンアレ-を用いた雑音下での音声区間検出
- マイクロホン系におけるディジタルフィルタの応用 : 不要な音を取り除く技術
- 適応型雑音抑圧マイクロホンアレー(AMNOR)の指向特性
- マルチメディア通信時代を支える音響処理技術 (特集論文 メディア処理技術)
- 長い円筒音場で発生するスイープエコーについて
- 高騒音下における車内放送音声の最適音量の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 実環境雑音下におけるインパルス応答測定波形の最適切り出し方法の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 適応形マイクロホンアレーにおける性能劣化要因の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 高騒音下における車内放送音声の最適音量の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 適応形マイクロホンアレーにおける性能劣化要因の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 実環境雑音下におけるインパルス応答測定波形の最適切り出し方法の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
- 高解像度パノラマ映像とアンビエント5.1ch音声を用いた臨場感主観評価実験(映像/音声サービスの品質,メディア品質,ネットワークの品質・QoS制御,次世代/新世代ネットワークアーキテクチャ,五感情報通信,一般)
- A-10-2 インパルス応答測定用疑似雑音のクレストファクタ低減の検討(A-10.応用音響,一般セッション)
- A-10-3 雑音最小化インパルス応答測定法における雑音スペクトル推定の検討(A-10.応用音響,一般セッション)