高騒音下における車内放送音声の最適音量の検討(異種メディア融合,コンテンツ処理,メディア検索,電子透かし,一般)
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概要
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大きな騒音が発生している走行中の列車内放送は,音量が小さすぎると「聴き取れない」という問題が発生し,大きすぎると「耳障り」という問題が発生するため,適切な音量に制御する必要がある.本稿では,この適切な放送音量(最適音量)について検討した.騒音は実録のもの3種類,放送音声については実際の放送音源(女声4文章)を用いて,それぞれの実験条件での音量の適切性および了解度と耳障り感について主観評価を行った.その結果,1)放送音量が上昇すると了解度も上昇し,更に音量を上げると耳障り感が発生するが,これらの間が最適音量となり,これには幅がある,2)騒音が10dB上昇すると,最適音量は4dB上昇するが,この最適音量の上昇は放送音声の了解性に起因すると考えられる,3)了解度と耳障り感が競合した場合は,了解度が優位である,ことなどがわかった.
- 2012-11-09
著者
-
山本 聡
八幡電気産業
-
金田 豊
東京電機大 工
-
金田 豊
Ntt Human Interface Laboratories
-
金田 豊
NTT研究所
-
金田 豊
東京電機大学大学院工学研究科情報通信工学専攻
-
山本 聡
八幡電気産業株式会社
-
間嶋 匠
東京電機大学大学院工学研究科
-
東海林 彩
東京電機大学大学院工学研究科
-
今村 勇人
八幡電気産業株式会社
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