神経細胞の集団的活動における時空間パターンの解析に関する研究
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概要
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本研究では、多細胞から同時記録されたスパイクデータに対して、各細胞でスパイク発火が発生した直前において、他の細胞(空間)がどのようなタイミング(時間)でスパイク発火を発生しているかという時空間パターンに注目する解析方法を提案した。そして、提案した解析方法についてシミュレーションデータで評価を行なった。その結果、複数神経細胞間のスパイク発火活動を、時空間パターンという尺度を用いて解析できることが示された。さらに、ラットの聴覚皮質における周波数応答実験の解析結果から、刺激音の有無や周波数変化が時空間パターンの変化として表れることがわかった。
- 2001-03-15
著者
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川井 淳
慶応義塾大学 理工学部
-
高橋 宗良
慶応義塾大学 理工学部
-
山口 雅弘
玉川大学 工学部
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塚田 稔
玉川大学 工学部
-
安西 祐一郎
慶応義塾大学 理工学部
-
塚田 稔
玉川大 脳科研
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川井 淳
慶應義塾大学理工学部
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高橋 宗良
慶應義塾大学理工学部
-
安西 祐一郎
慶応義塾大学
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