並列ワークステーション上での個人用データベースに関する研究
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概要
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最近では、計算機の低価格化・高機能化により、オフィス・大学等にワークステーションが広く普及している。しかし、従来のものは、その利用度が高まるにつれて過負荷になりがちであり、ユーザからは「負荷の軽減」の要望が高まってきている。したがって、近い将来、オフィス・学校等ではシングルプロセッサのワークステーションに代わって、プロセッサ数が数個から数十個の並列ワークステーションが広まることが予想される。さらに、オフィス内では、各労働者の個人所有情報(名刺・住所録等)をデータベース化しようとする傾向が見られる。情報のデータベース化には次のような利点があげられる。(1)情報の冗長性の低減。(2)情報の無矛盾性・完全性の維持。しかし、以上の(1)(2)の機能を提供する代償として、以下の様な問題を抱えており、これらは従来のパソコンやワークステーションでは、大きな障害となっている。(i)処理負荷が大きい。(ii)情報の構造化によって、データ量が増大する。本研究では、これらの問題を軽減させるために、並列ワークステーション上に個人利用データベースを構築する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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安西 祐一郎
慶応義塾大学 理工学部
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安藤 誠
慶応義塾大学理工学部(nkkエレクトロニクス研究所)
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小沢 英昭
慶応義塾大学
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大森 士郎
慶応義塾大学 理工学部
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安西 祐一郎
慶応義塾大学
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小沢 英昭
NTT ヒューマンインタフェース研究所
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