早い者勝ちn人ゲームの木探索
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概要
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木探索を行う展開型ゲームに関する研究は,チェスやオセロゲームなどに見られるように主に2人ゲームを中心になされてきた.その中でも,零和2人完全情報ゲームにおけるMin-Maxアルゴリズムや,Min-Maxアルゴリズムに併用する枝刈りアルゴリズムであるα-β法やSSS法は有名である.これに対し,n人完全情報ゲームでのゲーム木探索には一般にLuckhardtらによって発表されたMAX^Nルゴリズム^<(1)>いられる.このMAX^Nルゴリズムの併用される枝刈りアルゴリズムには,Korfによって提案された,取り合う「資源」が限られたゲームに対する枝刈りアルゴリズム^<(2)>梶浦らによって提案された「早い者勝ちゲーム」に対する枝刈りアルゴリズム「限界増分枝刈りアルゴリズム」^<(3)>る.本論文ではMAX^Nルゴリズムおよび限界増分枝刈りアルゴリズムを早い者勝ち協力ゲームに拡張し,また提案した枝刈りアルゴリズムの評価結果を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-25
著者
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