学習相談における類推使用に関する予備的検討 (<特集>教育における認知的アプローチ/一般)

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概要

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個人指導においてチューターに求められる能力は生徒の心理状態の推定を行うことによる対処案の導出である。本研究はこのような学習相談場面を実験室において再現し、プロトコル分析を行った。学習相談を不良定義問題として捉え、問題空間の探索プロセスを量的に記述した。また、先行研究から不良定義問題の解決プロセスに影響を与える要因として類推を想定し、用いられた類推を事例的に検討した。分析は被験者により最終的に提起された解答と問題解決プロセス、使用された類推のタイプを対応付けることにより行われた。結果、提起された解に見られる被験者間の差異が、それぞれが重視した問題空間や使用されたベースのタイプと一貫していることが示唆された。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-06-09

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